1. 音響システムの基本設計

音響設備設計業務のご紹介
音響技術 電気音響設計
NC曲線と騒音計 音響測定 image コネクタ、配線と測定器 音響測定 image 無響室 スピーカユニット特性測定 image マイク、ミキサー、A/D変換 インパルス応答 image 音圧分布、ホールのワイヤーフレーム 音響測定 image

音響技術とソフトウェア、ハードウェア開発

音響と開発 : Sound & Development
株式会社エーアールアイ / ARI
ARI CO.,LTD.

1.3 建築物の情報収集 音響技術:電気音響設備設計業務のご紹介 - 1.3 建築物の情報収集

音響設計を行うには、建築の情報(室形、建築構造、内装材料)をできるだけ集める必要があります。

エイミング

スピーカの向きのことです。 音響設備ではスピーカのエイミングがとても重要な意味を持っています。

設計の段階でスピーカの設置位置の検討を行う際、音響シミュレーションを行って、要件事項(要件にある場合に限る)をクリアできるのかを確認することもあります。

カバーエリア、スピーカ配置

建築の状況を分析した上で、放送が必要となるカバーエリアを確認し、 スピーカの設置位置や数量、エイミング、受音点までの距離、スピーカの機種、アンプのパワー等、決定します。


音響シミュレーション

下記の情報をもとに完成時の音響特性を計算し、予測することを言います。


  • 建築音響

    室形(天井高、広さ、奥行)
    壁、天井、床、客席の材質

  • 電気音響

    スピーカ固有情報、取付位置、エイミング、数量

計算には音響シミュレーション用のソフトウェア(シミュレータ)を使用します。

シミュレーション

設計の検証のために、これらの情報をもとに音響シミュレーションを行い、完成時の音響特性(残響時間 音圧分布 など)の予想を立てる必要がある場合があります。

施工のための確認など

さらに、建物内の配管の敷設ルートを検討したり、音響設備の設置場所を検討したりする場合、建築図面から多くの情報を得ることができます。 ですから、建築・内装の情報を得るために、入手可能な建築図面は一通り入手する必要があるのです。

主な建築図面の種類を次の表に記します。音響設計側から見たときにどのような情報が得られるかの簡単な説明を加えました。

図面名称 図面内容 音響設計関係情報
付近見取図 建設位置、敷地までの道順 資材搬入計画
配置図 付近の道路と建物の関係、庭園計画 電源引込、
屋外スピーカ配置
平面図 間取り、出入口、壁や欄間の構造、
床仕上
機器の配置、配線、
配管計画
断面図 建物の主要部の断面 機器の配置、位置、高さ
立面図 東西南北の建物の外観図 屋外スピーカ取付
スピーカライン引込
矩計図 外壁部の断面の各部の寸法、材料、仕上の詳細 立て配管、
床ふところ内配管
詳細図 特に詳しい説明を要する部分(棚、カウンタ、階段)の平面、立面、断面 特殊な箇所の配管、
配線及び機器取付
展開図 室の内側から見た4つの面の姿図 スピーカ、アッテネータなどの
位置、高さ
床伏図 木造併用の際の材の組み方 配管、配線、
フロアボックス取付
天井伏図 天井材の張り方、組み立て、
材質、塗装
天井埋込、吊り下げスピーカ取付位置
構造図 杭、基礎、柱、はり、の配置、
鉄筋の本数
大はり、小はりの配置床の厚さより配管、配線器具の取り付け
基礎伏図 木造を乗せているコンクリート図 引き込みの貫通
軸組図 木造の組み立て方を骨組みだけ示したもの 主材と補助材の区別、
欠損しても良い材の判別
仕上表 建物内外面の仕上表 機器配色、仕上げ
仕様書 工事の名称、種別、面積、その他図面で表せない材質、調合、塗装方法が文章で記載  
建具表 建具だけを抜き出してまとめたもの  

特に平面図、断面図、天井伏図は、スピーカの設置を検討する上で重要になります。

音響技術 音響システム 音響設計、音響測定、音場制御
音響技術 音響システム

音響測定器 - 周波数特性測定結果 image 音響測定 - 騒音計とNC曲線 / レベル
音響設計 - 配線接続 image 音響設計 - パッチベイとマルチケーブル image

音響技術
電気音響設計、音響測定、調整

電気音響システムの設計音響測定、調整などの音響業務を行なっています。

特注機器などの ハードウェア開発から ソフトウェアの設計、製造、システム設計、調整まで一環した フレキシブルな開発、納入対応が可能です。

音場制御 - 音場・騒音
適応制御、音場制御・解析、立体音響

音響技術とソフトウェアや信号処理の技術を応用した音響システムには 音場制御や騒音制御の技術があります。

適応フィルタを利用したエコーキャンセラーや ノイズキャンセラー(ANC)、ハウリングサプレッサ、 立体音響、音像定位 バイノーラルの 技術等は音場制御の信号処理が用いられる例です。 音響シミュレーションや音響解析などソフトウェア応用技術は多数あります。

無響室とスイープ波形 - 音響技術 image インパルス応答と波形 - 音場制御 image
インパルス応答と波形 - 音場制御 image 無響室とスイープ波形 - 音響技術 image
防災無線放送の音達 image 音響シミュレーション - 防災無線 image
音響シミュレーション - 防災無線 image 防災無線放送の音達 image

防災無線 - 診断と改善
音響シミュレーションによる音達の診断、改善

音響シミュレーション・ソフトウェアによって、防災行政無線放送の「聞こえない」「うるさい」の改善をサポートしています。

地形や建物の影響を受ける防災無線の音達は、平面のスピーカ特性による検討のみでは、正しくカバーエリアを予測することが困難です。 音達調査によって広いエリアを調査することも困難な防災無線の音響設計をシミュレーション技術でサポートします。

振動体感システム
AV・映像、ミニシアター、アトラクション

映像型アトラクションやゲーム、体感振動演出付きシアターなどに利用される AURASOUND BassShakerの販売と体感振動システムの設計、製造を行っています。

映像プログラムに併せて振動演出されるミニシアターの事例と、 大型スクリーンシアターでの振動システム事例を掲載しています。

体感振動ユニット AURASOUND BassShaker プジョー206WRCシアター
ジャパンフローラ2000 緑と都市の館 ジャパンフローラ2000 緑と都市の館
無響室 東京技術センター(八王子) 音響測定設備

東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。

小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。

《 電気音響設計 : 音響技術と開発、受託開発 》
AURA SOUND スピーカユニット NSW1-205-8A / NSW2-326-8A / NS3-193-8A / NS12-513-4A / NS12-794-4A / NT1-204-8D AURA SOUND スピーカーユニット製品情報、販売 コンパクトフルレンジスピーカー NS3-193-8A コンパクトフルレンジスピーカ NSW2-326-8A(Whisper) コンパクトフルレンジスピーカ NSW1-205-8A(Cougar) サブウーファースピーカ NRT18-8 サブウーファースピーカ NS12-794-4A サブウーファースピーカ NS10-794-4A

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