施工状態の確認が終了したら、機器を運用状態にして実際の音を確認します。
建物に敷設されたマイク/ラインケーブルなどは、接続などの極性が正しく接続されただけでは、配線障害によるノイズなどは確認できませんので、実際に音を出してノイズなどが混入していないかどうかを耳で確認していきます。
設備の電源を入れ、信号を入力せずに各入力ラインをミキサのチャンネルに立ち上げて一つひとつ音を確認していきます。
入力系のチェックのあとはスピーカの出力をチェックします。
建物に設置されたスピーカを個々に鳴らして行きノイズなどのチェックをします。 施工状態の確認でのチェック漏れなどで音が出なかったり、ノイズが混じっていたり、レベルが低すぎたりしていないか十分にチェックします。
入力の回線の状態を確認します。
出力系統のいずれかにアンプ内蔵のスピーカを接続し(モニタスピーカがある場合はその出力回線を開く)アンプレベルを聞こえる程度まで上げます。
入力には信号を入れずにミキサの各入力フェーダ(又はボリューム)を1つづつ順に上げ、ノイズの有無をチェックします。
CDなどの音声再生機器を再生し、音質を確認します。
マイクを接続するチャネルには、実際にマイクを接続して音質を確認します。
ミキサの入力段及び出力段に使用され、上下にスライドさせレベルをコントロールするツマミのことを指します。
ラックマウント用のミキサなどはボリュームで代用しているものもあります。
実際に設備に信号を通しスピーカの出力する音をチェックします。
上に書いたチェック項目で問題が確認されたら、再度6.1の過程を確認し直します。
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東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。 小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。 |