基本設計は、概算の見積書をお客様に提出するまでの工程のことを言います。 お客様のご希望やご要望を引き出し、どのようなシステムなら実現が可能か という方向付けを行う過程です。
提出する資料や図面も詳細な内容というよりは、システム全体の内容が直感的に解りやすいものが主体となります。 図面、資料をもとに概算の積算を行い見積書を作成してお客様に提出します。
基本設計では次のような検討事項と作業があります。
検討する過程では、常に優先順位を考えます。
要件を満たすことは、ほとんどの場合最優先ですが、予算の関係上、要件そのものを見直さなければならなくなることも考えられます。
別の例では、要件を満たすために設計に組入れた機材でも、建築の状況によって搬入ルートが無いということで設計変更を余儀なくされた例もあります。
物件によって条件の優先順位は流動的に変わりますので、いろいろな角度から検討し条件を満足する方向でシステムを設計します。
この章では基本設計の役割について記します。
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音響技術
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東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。 小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。 |