お客様がご用意されている予算を認識して設計を行うことで、より現実的なシステムのご提案が可能です。
要件を満たす具体的なシステムが複数考えられる場合に、どのシステムがお客様にとって最適なのかを判断する材料として予算を考えます。
予算に余裕がある場合は、市販品で構成した基本設計を、より、お客様にフィットした仕様の特注機器で検討してみます。 市販品では実現不可能であったり、妥協している点をより要件に合った形にできる可能性があります。
お客様の要件に合わせて設計、製作する機器のことを言います。
市販されている市販品では操作性に問題がある場合や市販されている製品がない場合などに設備用として開発、導入されます。
弊社は、「音響設備設計」、「特注機器の製作」、「PCソフトウエアの開発」を社内で行うことができます。
従って、特注機器の正確な見積りが可能であり、特注機器の要件変更に対するフレキシブルな対応が可能です。
PCによる制御が伴う設備においては、専用ソフトウエアの開発も行っています。
弊社の受託開発業務については技術開発、受託開発のご案内のページをご覧ください。
一方で、要件を満たす仕様が確定していても、予算をオーバーしている場合は、もう一度要件を見直すこともあります。
優先順位の高い要件を満たすために予算を割いてしまって、他の要件にかかる費用がまかなえない場合などです。
基本設計において要件検討と予算検討は、いつも同時に進行しています。
要件と予算の双方の問題をクリアし、バランスをとることで現実的な仕様が決定されます。
要件を仕様化するには大きく分けて2つの考え方があります。
市販品で構成
特注機器を交えて構成
多機能の機器を1つ要件を満たすために設計に組み込むとことによって、その他の機能が無駄になってしまうケースや、運用時の誤操作の原因になってしまうケースがあります。
市販品で構成した場合は、比較的コストがかからない反面、機能的な無駄が出てくる場合があります。
特注機器を交えて構成した場合には、特別に専用機器を設計、製作するのでコストはかかりますが、仕上がりは市販品で構成した場合に比べて要件に沿った形にすることが可能になり、完成度が高くなります。
どちらの考え方を選択するかは、予算に合わせてコストパフォーマンスや、CS(Customer Satisfaction:顧客満足度)の面から検討し決定する必要があります。
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東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。 小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。 |