基本設計における初期段階として大切なことは、ご希望の音響設備の要件を、お客様と共に明確化することです。
音響設備の要件としては次のようなものがあります。
【例1】 多目的ホール音響設備
【例2】 拡声放送設備
一般に要件は断片的ですが、要件に現れていない部分を補い、設備提案書を作成して、お客様のご意見を伺います。 ご意見は新たな要件を生み、徐々に要件が確定していきます。
不適切な要件は、専門家としての意見、アドバイスや お客様とご相談しながら音響設備の要件を細部に渡って具体的にして行きます。 要件が明確になると、実現する方針を検討することができます。
お客様の要件に対して、おすすめする設備の内容を示した資料です。
完成した状態をお客様がイメージできるよう、イメージ図などを用いて分かりやすく作られているのが一般的です。
文中のように、提案の内容が複数ある場合は、それぞれの特徴を捕らえやすく構成されています。
設備提案書の作成過程で、要件を満たす方針が複数考えられる場合があります。 いずれの方式を採用しても要件を満たす場合は、設備提案書を複数案作成し、お客様に提示します。
それぞれの方針において核となる機器を想定し、概算のお見積書も同時に提示する必要があります。
お客様側では、設備提案書を参考に要件や予算との照合・検討し、方針が決定されれば次のステップに進むことができます。
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東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。 小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。 |