機器の接続状態を表したシステムブロック図を作成します。
音響機器の入出力(音響調整卓の入出力、CDプレーヤなどの再生機器の出力、DATなどの録音機器の入出力)などをコネクタを介して立ち上げた盤のことを指します。
機器の入出力がコネクタで現れているので、パッチベイ上で結線変更が可能です。
各機器の入出力コネクタや、パッチベイ上に配置されるコネクタの種類など、接続情報の詳細を盛り込みます。各種コネクタをシンボル化し、システムブロック図から接続に使用されるコネクタが判別できる形にします。
それにより製作過程に移行した場合、システムブロック図から機器間接続ケーブルの拾い出しを行うことが可能になります。また、依頼工事の内容を表記する際は、「依頼工事」と明記する必要があります。
機器配置図は、建築図面の平面図、断面図、などの設置位置に機器を作図した 各機器の完成時点での姿を表した図面です。 物理的な大小関係を把握するために尺度を正確に表記します。
ラックや機器をまとめて設置するエリアについては、別途詳細図面を作成する場合もあります。 大型のスピーカを設置する場合などは、設置方法の詳細を図面に表すようにします。 また、依頼工事の内容を表記する際は、「依頼工事」と明記する必要があります。
建築図面に対して音響機器のシンボルを配置し配管・配線を記入、作図します。
敷設する配線・配管の種類、材質、太さなどを検討し、 建築の平面図、断面図に、機器(ワイヤレスアンテナ、スピーカ、など)の設置位置にシンボルを作図し結線します。この時、配線材、配管サイズなどを検討し併記します。
配管・配線を他業者に依頼する場合は、その旨を合わせて併記します。
伝送する信号の性質、伝送距離の概算結果、信号の減衰算出結果などから、ケーブルの種類を決定します。
信号の種類や伝送距離によってシールド性の重要度から材質を決定します。配管に通すケーブル本数によりサイズを決定します。
信号をケーブルで伝送したとき、様々な要因でノイズが混入される場合があります。 これを防ぐ働きをシールドといいます。
ケーブルを通す配管の材質によってシールド効果は変化します。
ラックの外観を図面化します。機器の実装状態のラックの正面図、側面図を作成し、寸法も記入します。
実装される機器の操作性、発熱量、重量、機器間の結線状況などを検討しながら、ラックに収める位置、その他仕様を決定します。 下記はラック設計時の検討例です。
頻繁に操作する機器の位置検討
発熱量の大きい機材の位置検討
排熱用ファンの位置、数量検討
通気パネル、ブランクパネルの位置、数量検討
重量の重い機器に対する補強金具の検討
機器収納後のラック総重量
機器間接続ケーブル長の制約(デジタル機器など)
外線接続仕様の検討(端子盤の有無 など)
色、仕上げ、銘板文字
ラック固定ボルトサイズ、
固定用穴のピッチ、連結ボルトサイズ
外線の入線方向(ラックの上下)
ラック設置工事を依頼した場合、ラック外観図にはラックを設置する施工業者に対してラックの仕様を提示する意味合いもありますので、外観図の他にラックの主な仕様を表にして併記する場合もあります。
|
音響技術
|
||||
音場制御 - 音場・騒音
|
|
||||
|
防災無線 - 診断と改善
|
||||
振動体感システム
|
|
東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。 小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。 |