このコラムは無料メールマガジン「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64(2002年8/15〜2004年11/18)に音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
DVD市場が活性化し、ホームシアターシステムの低価格化もあって、5.1chで低価格のホームシアターの普及が増進しています。
6.1chとなると、なにも、AVマニアのように最適化しようとしなくても、適度に調整するだけでも大変です。
プロジェクターとスクリーンを使うような規模の場合には、インストール(設置)業者が設置することになりますので、一環として音も調整するのでしょうが、低価格なAVアンプとディスプレイを組み合わせて利用する一般的なサラウンドシステムですと、自分で音場補正をしてサラウンド・チャンネル間のバランスなどを設定する必要があります...
Japn.internet.comのデイリーリサーチの2月(2003年6月掲載時)のアンケート結果に「オーディオ機器への有料音楽配信」に関するものがありました。
▼オーディオ機器への有料音楽配信、7割のユーザーが「興味あり」
japan.internet.com デイリーリサーチ 2003年2月28日
(途中でページの終了のように見えるかもしれませんが、その下に
概略の結果が記載されています。)
http://japan.internet.com/research/20030228/1.html
この結果では、回答者中の実際の音楽有料配信の利用者数が少ないことや(300人中の11%)「インターネット利用者」が調査対象のため、一般的な傾向と見るのは早計かと思いますが、レコードメーカー各社や、家電メーカーが音楽配信に力を入れていることもあって「興味あり」という傾向は一般にも見られる傾向かも知れません...
昨年(2003年5月掲載時)からデジタルアンプのコンシューマーでの採用が、シャープの1ビットオーディオの全面採用など目立つようになってきたように感じます(2000年前後からコンシューマーでも採用されてきていますが)。
前回はPCMについてでしたが、今回はデジタルアンプの話題にしたいと思います。
デジタルアンプは、多くの場合、PWM(Pulse Width Modulation)の電力スイッチングで、高効率のパワー出力するアンプを指します。
デジタル信号からの電力スイッチングですから、アナログ入力は、デジタル信号に変換(A/D変化)してからパワー部に送られることになります...
前回は、デジタルオーディオについて話題にしましたが、今回は、PCMの呼び方についてを話題にしたいと思います。
PCM(Pulse Coded Modulation)とは、音響、電気通信などの分野では、パルス符号変調の英字略で、アナログの信号を標本化(サンプリング)して、量子化(数値化)する方式を指します。
大雑把にいうと、標本化は連続信号を時間軸での離散的に測定することで、量子化がレベルを段階付けするものということです...
「IT化はローコスト化ではない」というITバブルに対する記事を見かけました(それほど最近(2003年4月掲載時)でもないかもしれません)。
IT化が即、ローコスト化をもたらすものではなく、IT化によって、業務が効率化できる場合には、業務のローコスト化が図れるのであって、多大な設備投資や、業務改善を伴わないIT化は、かえってコスト増につながるというものです。
あらためて言われなくても、あたりまえだという気がしますが、IT化に限らず、あらゆる技術について、このような「技術=何かの特性」と置き換えられた認識が一人歩きしているものは存在しているように思います...
前回ここで話題にしました第75回アカデミー賞の長編アニメ部門はスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」が受賞しました。
音響は7部門を受賞した「シカゴ」が、音響効果は視覚効果と共に「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」が受賞しています。
OG映画情報データベースは個人でデータベースを作成、公開されている映画情報データベースです。
余談ですが、このような版権物の場合、報道など版権写真などを多く利用している商用サイトのページをご紹介する方が良いかとも考えるのですが、リンク禁止であったり、授賞式前には結構な情報があっても終了後のフォローコンテンツはおざなりだったり、主要部門のみの簡単な結果掲載だったりすることが少なくないため、音響効果賞などの参照するために適したサイトは少ないので困ります...
23日(2003年3月掲載時)に発表される第75回アカデミー賞には、長編アニメ部門にスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」がノミネートされたことで従来以上に注目を集めています。
千と千尋の神隠し」は、国際的にも評価が高く、アニー賞(国際アニメ映協会主催)、ロサンゼルス映画批評家協会の最優秀アニメ賞などを受賞しています。
▼WakerPlus.com 「第75回アカデミー賞特集まるごとガイド」
「ノミネート作品一覧」で部門賞までノミネート作品の一覧が掲載されています。
http://www.walkerplus.com/tokushu/200303131/
米国アカデミー賞の音響関係の賞は、音響賞と音響効果賞の2つの部門賞があります...
音響に関するメールマガジンやホームページを運営しているために、ホームページやB2Bサイト経由など、ご利用いただいているユーザーの方から、音響に関連した色々なご質問をいただくことがあります。
ARIは音響測定に関連した業務をいくつか行なっていますので、音響測定や音響に関するお問合せやご質問があります。
いただいたご質問の中には、回答するのになかなか悩ましいものや、ごく一般的、基礎的な内容に関するものなど様々ですが...
前回につづいてCDの話題が連続しますが...。
ZDNet 日本語版のインタビュー記事の中で「CDは一時期よりも音が落ちています...」というものがありました。コメントの主は、CDの生みの親、中島平太郎氏です。
ここだけを取り上げると、非常に扇情的な感がありますが、インタビューで語られているのは、コピーコントロールCDと著作権に関する部分と、廉価なドライブやメディアが製造されるためにPC用を中心として、かつてのオーディオ向けの製品などと比較して音質の悪い製品が多くなったという背景での発言です(小見出しに「音質は確実に落ちている」とつけられていますが...)...
CDを再生できないCDプレーヤーというと極端な言い方になりますが...知識のない一般消費者にの方にとっては、現実に起こっていることかもしれません。
再生できないCDは、ご存知、コピーガードCD(CCCD)です(本当は、CD側に「Compact Disc」ロゴがないようにCCCDがCDにあらずというのが正しいですが...)。
昨年(2003年2月掲載時)あたり先陣を切ったエイベックスのCCCDは、大変な波紋を呼びましたが、エイベックス、EMI、ビクターエンターテーメントに続いて、ソニーミュージックも1/20(2003年2月掲載時)からコピーガード付きCDになってきていますので、その種類は非常に多数になりました...
音響システムやオーディオ、AVに関連した雑記
「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64に 音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.41〜503D音響システムとスピーカ・アレイ Iosonoとサラウンド / プレーヤーとメディアのハイブリッド化(BD,HD DVD,DualDisk) / デジタルアンプとデジタルスピーカ(D級アンプと消費電力, 特徴-シンプルな構成- パワーアンプと伝送 -効率,発熱,クロスオーバー,デジタルスピーカの特徴) / 自衛隊の大砲を使ったコンサート / コーデックキラー(音声圧縮エンコードとノイズ) |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.31〜40InterBEE2003とHD放送(SD,HD,テレビ解像度) / 闇と静寂 / 騒音性難聴の防止薬品 / チェンバロにタンチョウヅルの羽根 / 海の音響技術(低周波ソナー LFAS, SOFAR, SOSUS, 音響トモグラフィー, 深層海流の温度計測) / 開発者の音作りと発想(デジタルの音作りと哲学) / 音効とCGスペクタクル映画(映画の音響効果とリアリティ) |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.21〜30音響冷却方式と水冷式 / 魔法の杖と音声認識の確率(自動音場調整AVアンプのレビュー) / 過去と周期と予想 / 音の記憶 / 録音テープの「肉声」 / 米国のCD市場の変化とCCCD / 音質?デザイン? / 機械の音のリアクション / 3D音響のトラッキング付き配信(ヘッドホンの立体音響, ヘッドトラッキング) / 地上デジタルTV 開始とInter BEE |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.11〜20CDを再生できないCDプレーヤー CCCD(Copy Control CD) / 音質は確実に落ちている? / 手軽に音響測定 / アカデミー音響賞、音響効果賞 / デジタルTVの双方向性 / テクノロジーと本質の視点( デジタル・オーディオは高音質か? ) / PCMはCDと同じ? / デジタルアンプの時代( デジタルアンプのコンシューマ化 ) / オーディオ機器への音楽配信 / 家庭の音場補正 |
サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.01〜10デジタルオーディオと記録 DVD製造者認識コード(Disc ID) / CD誤り訂正と音質、ピット、誤り訂正 / CDリッピングで音質向上? / パソコンのサウンド機能 / 人間の耳−最も優れた音のセンサー(精密測定用マイク, カクテルパーティー効果) / パソコンの静音設計とノイズ / ホームAVサーバー / TV放送の音声と帯域 / パソコンVS家電 - データ交換 / DVDの評価表現「劇場上映時と」 |
音響測定、音圧レベル分布、伝送周波数特性
「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」のvol.1〜10に連載していた 音圧レベル分布と伝送周波数特性に関連したコラムをサウンド コラムのページに編集して掲載しました。
サウンドコラム 音響測定編 音圧分布音圧レベル(SPL)、オクターブバンド、dB、ノイズ |
サウンドコラム 音響測定編 周波数特性周波数、基音と倍音、無響室、フラット再生 |