報道資料
2012年3月13日
株式会社 エー・アール・アイ(以下ARI:所在地:東京都八王子市、代表取締役 佐藤克昌)は、 パソコン向けステレオ音源対応エコーキャンセラー・ドライバを開発しました。 ステレオエコーキャンセラーを利用することで、オンラインゲームをしながら音声チャット、ステレオ音楽を聴きながら、 スポーツ番組などの動画やTVを見ながらパソコンで通話をしても自然な会話を可能にします。
従来のモノラル音声用のエコーキャンセラーの場合、 ステレオスピーカの音声をモノラルに切り替えないとエコー除去が有効に機能しないため、 通話音声以外の音をステレオで流したまま会話することができませんでした。
今回開発したステレオエコーキャンセラーを用いると、 音楽などのステレオ音源と会話音声が同時にステレオスピーカから出力されている状態であっても、 十分にエコー除去が機能するため、TVや音楽などの音源を流したままパソコンを用いた通話が可能になります。
ARIは、高速H∞フィルタ(FHF)を利用し、 音響分野での実用化に取り組んできました (FHF(Fast H∞ Filter)による高性能エコーキャンセラを実用化)。
モノラル音声用エコーキャンセラーは、 パナソニック株式会社より2011年2月に発売されたSkype対応BDレコーダー(DIGA)に採用され、 同技術の採用メーカー、採用製品を拡大するために活動しています。
エコーキャンセラーは、携帯電話やTV会議システムなどの音声通話システムに必須の機能であり、 現在のパソコンの通話においてもエコーキャンセラーが利用されていますが、 従来の各種各方式は電話などのモノラル音声用に開発された技術のため、 TVやパソコンなどのステレオスピーカから会話音声を出力するような利用方法では エコー除去機能が十分に機能せず、 会話時にステレオ音声を停止するなどの方法が採られています。
今回のエコーキャンセラーは、ステレオ音源を流したままパソコンでの通話を可能にするため開発しました。
ステレオ音源対応エコーキャンセラー・ドライバは、 本年7月末にソフトウエアライセンス(IP)としてリリース予定です。 TVのSkype機能、携帯電話や会議システム、PC上のボイスチャット等、 より広範囲な分野で応用して頂ける事を期待しています。
ARIのエコーキャンセラーは、 独立行政法人 科学技術振興機構が特許出願(日、米、中、欧)している 高速H∞フィルタ(FHF) を採用しており、 優れたエコー消去性能、聞き手と話し手が同時に話した場合(ダブルトーク) における音声が高音質であり自然な会話を実現しています。
TV・WEB会議システム用エコーキャンセラー Artifit Voice JFHF-EC1401VC
高速H∞フィルタ(J-FHF)を使ったWEB・TV会議システム向けエコーキャンセラ製品 JFHF-EC1401VCは良好な音声通話、エコーキャンセル性能を実現します。
受託開発によるソフト、ハード開発以外に音響機器製品を開発、製造、販売しています。 また、オーラサウンド社のプロオーディオ製品の代理店として、スピーカユニット、振動ユニットを輸入販売しています。
3GPP対応携帯電話開発用オーディオアナライザ MTA-02WB-S
ノイズキャンセルマイクロホンモジュール A-DMA-001/002
AURA SOUND のスピーカーユニット NRT & Whisper Technology
AURA SOUND の体感振動ユニット BassShaker
Artifit | Voice
高速H∞フィルタを使った高性能なエコーキャンセラーのソフトウエア製品(DSP向け) J-FHFの高いロバスト性によって良好な音声通話システムを実現します。
PC向けステレオ音源エコーキャンセラー・ドライバ
ARIは音響・デジタル機器の ハード、ソフト開発、 信号処理(DSP)ソフトウェア 開発と製造・販売を行っています。また、 AURASOUND社のプロオーディオ製品の代理店として製品を輸入・販売しています。