開発者の音作りと発想

サウンドコラム 音とオーディオの四方山 vol.39
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音響と開発 : Sound & Development
株式会社エーアールアイ / ARI
ARI CO.,LTD.
音とオーディオの四方山

開発者の音作りと発想

デジタルの音作りと哲学
39

このコラムは無料メールマガジン「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64(2002年8/15〜2004年11/18)に音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。

「音作り」の哲学

ITメディアにソニーのハイエンドAVアンプTA-DA9000ESの開発者の金井隆さんのインタビューとレビュー記事が掲載されていました(オーディオに興味をお持ちの方は雑誌などでも登場されているのでご存知かもしれません)

  ▼ITmedhia ライフスタイル
    ソニー、「音作り」の哲学を語る
    http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0404/30/news026.html
    レビュー:ソニーのハイエンドAVアンプ「TA-DA9000ES」を試す
    http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0404/30/news029.html

AV関係はピュアオーディオから映像が中心となり、また、デジタルによって、技術的な内容や工作、趣味的な部分が少なくなったこともあってオーディオ雑誌もインタビュー記事なども少なくなっています(記事もオーディオよりではありますがAVアンプです)

インタビュー記事では「デジタルアンプの音が良くないのは、それを良くするためノウハウが確立されていないから」「日本は音質の違いに対して、もっとも厳しい意見が返ってくる市場」など断片的ではありますが興味深い発言も収録されています。

デジタルアンプのチューニング

DS9000ESの開発時のチューニングの難しさから心身症になりながらチューニングなさった話題も印象深く、記事の「音を作る」の題名にされた理由もわかるような気がします。

デジタルアンプの場合には、アナログに比較してチューニングできる方法が少ないのではないかと思いますし、アナログ・アンプの時のような「音作り」はあまり行われていないのではないかと想像していましたが、数ヶ月間かけて1000個所近くチューニングされているようです。

金井さんは、ご自分のホームページに製品の説明やホームシアターのサラウンドシステム、デジタル・オーディオの説明などを掲載なさっている貴重なメーカー開発者の方です(公開情報であっても、あまり自分の担当した製品の技術説明のページを作って質問などに回答なさっている人は多くはないと思います)

図や写真を使ってわかりやすく簡潔に解説なさっていますので、もし、ご存知なければ一度ご覧になってみてください。

  ▼かないまるのホームページ
    AV関係とご趣味の蕎麦のページがあります。
    http://homepage3.nifty.com/kanaimaru/

「STR-VZ555ES」に関連してホームシアターの解説(TA-DA9000ESと同様、555ESもホームページで解説なさっています)では、映画館での再生を考慮したマスタリングの音を一般のオーディオ・ルームでどのように再現するべきかというような音作りの思想が垣間見られます。

DCフェイズリニアライザー

DA9000ESには「DCフェイズリニアライザー」という位相を補正する機能が搭載されています。 フェイズリニアライザーは、低音の位相をアナログ・アンプのように位相ずれさせる機能です。

アナログで作られた音を同じ音にするためにデジタル・アンプの位相をあえてずらして音を作るという機能です。

フラット、位相ずれなしの源信号をストレートに再生するのではなく、ここでもミキシングスタジオのアナログの音を再現するためにアンプの位相をアナログに合わせるというデジタル回路が設けられています。

この回路は低域の位相を演算することもあって65ビットの演算回路になっているようです(デジタル演算処理では精度低域の方が語長を必要とします)

デジタルの音作り

スタジオやコンサートホールなどで使われるスピーカやアンプ、ミキサーなどのプロ用音響機器や楽器でも「音作り」はされますが、デジタルになるとアナログの時とは異なる視点、発想が必要になります。

先のインタビュー記事でも「デジタルアンプではアナログアンプでの常識が通用しない」と発言されています。

金井さんのインタビューやホームページには、製品情報、技術情報というだけではなく、音作りの発想、ポリシーが垣間見えるような気がします。

サウンドコラム 音響とオーディオの四方山

音響システムやオーディオ、AVに関連した雑記

「アメニティ&サウンド音と快適の空間へ」 vol.12〜vol.64に 音響システムの関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。

サウンドコラム 音とオーディオの四方山

サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.41〜50

50コーデックキラー
音声圧縮エンコードとノイズ
49自衛隊の大砲を使ったコンサート
チャイコフスキー序曲「1812年」
48デジタルアンプとデジタルスピーカ 6
デジタルスピーカの特徴 2
47デジタルアンプとデジタルスピーカ 5
デジタルスピーカの特徴 1
46デジタルアンプとデジタルスピーカ 4
特徴 3 - 効率、発熱、クロスオーバー
45デジタルアンプとデジタルスピーカ 3
特徴 2 - パワーアンプと伝送
44デジタルアンプとデジタルスピーカ 2
デジタルアンプの特徴 1 - シンプルな構成
43デジタルアンプとデジタルスピーカ 1
D級アンプと消費電力
42プレーヤーとメディアのハイブリッド化
BD / HD DVD / DualDisk
413D音響システムとスピーカ・アレイ
Iosono(アイオソノ)とサラウンド

サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.31〜40

40音効とCGスペクタクル映画
映画の音響効果とリアリティ
39開発者の音作りと発想
デジタルの音作りと哲学
38海の音響技術 後編
海洋音響トモグラフィー/深層海流の計測
37海の音響技術 中編
音響チャンネル(SOFAR) 音響哨戒網
36海の音響技術 前編
海洋の音響技術ソナーと低周波ソナー
35チェンバロにタンチョウヅルの羽根
サウンドコラム 35
34VoiceXML 2.0勧告案公開
サウンドコラム 34
33騒音性難聴の防止薬品
サウンドコラム 33
32闇と静寂
サウンドコラム 32
31Inter BEE 2003 とHD放送
SD、HD、テレビ解像度

サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.21〜30

音響冷却方式と水冷式 / 魔法の杖と音声認識の確率(自動音場調整AVアンプのレビュー) / 過去と周期と予想 / 音の記憶 / 録音テープの「肉声」 / 米国のCD市場の変化とCCCD / 音質?デザイン? / 機械の音のリアクション / 3D音響のトラッキング付き配信(ヘッドホンの立体音響, ヘッドトラッキング) / 地上デジタルTV 開始とInter BEE

サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.11〜20

CDを再生できないCDプレーヤー CCCD(Copy Control CD) / 音質は確実に落ちている? / 手軽に音響測定 / アカデミー音響賞、音響効果賞 / デジタルTVの双方向性 / テクノロジーと本質の視点( デジタル・オーディオは高音質か? ) / PCMはCDと同じ? / デジタルアンプの時代( デジタルアンプのコンシューマ化 ) / オーディオ機器への音楽配信 / 家庭の音場補正

サウンドコラム 音響とAV,オーディオの四方山vol.01〜10

デジタルオーディオと記録 DVD製造者認識コード(Disc ID) / CD誤り訂正と音質、ピット、誤り訂正 / CDリッピングで音質向上? / パソコンのサウンド機能 / 人間の耳−最も優れた音のセンサー(精密測定用マイク, カクテルパーティー効果) / パソコンの静音設計とノイズ / ホームAVサーバー / TV放送の音声と帯域 / パソコンVS家電 - データ交換 / DVDの評価表現「劇場上映時と」

サウンドコラム 音響関連イメージ

サウンドコラム 音響測定編

音響測定、音圧レベル分布、伝送周波数特性

「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」のvol.1〜10に連載していた 音圧レベル分布と伝送周波数特性に関連したコラムをサウンド コラムのページに編集して掲載しました。

サウンドコラム 音響測定編

サウンドコラム 音響測定編 音圧分布

音圧レベル(SPL)、オクターブバンド、dB、ノイズ

サウンドコラム 音響測定編 周波数特性

周波数、基音と倍音、無響室、フラット再生

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Inter BEE 2014 参考出品の報告 - 幕張メッセ 2014年11月19日(水)〜21日(金)

放送用音声比較装置 ABE-2100Cを国際放送機器展に参考出展しました。 ご来場ありがとうございました。

Inter BEE 2014(国際放送機器展) 放送用音声比較装置 ABE-2100C (Sound Comparator) 参考出展の報告

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