フレキシビリティ、拡張性、設定操作の利便性など良い点が目立つ可変型DSPユニットなのですが、コストパフォーマンスはどうでしょうか?
入出力の拡張性に記したように8ch単位での拡張をしますから、ch数があまり少ないとAD/DAコンバーターユニットが別の筐体となっているだけでも、極めて小規模な音響設備には、コストパフォーマンスを上げるのは難しいといえます。
ところが、中規模以上になってくるとスペース的にも、能力的にも他の音響機器では実現できないコストパフォーマンスを発揮します。
ここまで述べたようにハードウェアの拡張性が高いため、ハードウェアの拡張を考慮する計画では非常にコスト運用でメリットとなる可能性をもっています。 一方、当然のことながら、小規模で拡張性や放送のフレキシビリティなどを必要としない場合には、もっと低コストのシステムを採用することができます。 例えば、16ch程度のミキサーで実現可能なシステムでは、DSPユニットを利用するメリットはあまり生かされませんし、当然、一般的に販売されている小型ミキサーの方が低コストになります。
可変型のDSPユニットは、ある程度以上の規模や、高度な放送サービスに対する要求がある場合に、そのパフォーマンスを最大に生かすことができます。
スタンドアローン動作や、ハードウェア拡張、パソコン利用によるデータ管理によって、当然ながら、運用、保守メンテナンスにおいてもメリットが大きいといえます。
RAMSA USPの場合には、音響設備用に設計されているため、停電時の仕様などもあり、放送設備に導入した場合にも安心です。
|
音響技術
|
||||
音場制御 - 音場・騒音
|
|
||||
|
振動体感システム
|
東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。 小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。 |