1.可変型DSPユニットの特徴

電気音響設計 : DSPユニットによる電気音響設計
音響技術 電気音響設計
音響機器の開発 ハードウェアPCB設計イメージ CPU組込みソフト、信号処理(DSP)ソフト開発 無響室 - 音響実験/音響測定、試験 イメージ DSPボード デジタル信号処理 image 音響信号とデジタルストレージ image

音響技術とソフトウェア、ハードウェア開発

音響と開発 : Sound & Development
株式会社エーアールアイ / Amenity Research Institute
ARI CO.,LTD.

可変型DSPユニットの特徴 1/2

可変型DSPユニットの特徴と概略から説明します。 (可変型であるため、その性質は一様に決めることができないのが特徴ではありますが) USP(ユニバーサル・サウンド・プロセッサ)など可変型DSPユニットは、それぞれの機器によって目的や機能がことなるのですが、その性質から、共通した特徴点も存在します。 まず、共通する機器構成などの特徴から見ていきます。

DSPユニットの構成

(※)製品によって、パソコンの拡張ボードとして一体となるものがあり、スタンドアローン動作ではない製品もあります。

その場合には、パソコン自体が操作パネルとなります。

DSPユニット内でフレキシブルに処理ブロックを配置したり、入出力経路を設定することと引き換えに、複雑な設定でも対応できるようにパソコンを使用してGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)端末にしていることが多いようです。 パソコンは、設定や、操作の必要に応じて接続してリモートコントローラーのように利用します。 代わりにパネルでの操作はスタンドアローン動作の操作や状況確認のためのインジケータ、パソコンとの接続などのためのパネルに限定されています。(※)

可変型DSPユニット設定(PEQ、GEQ、Matrix)スクリーンショット
可変型DSPユニット設定(PEQ、GEQ、Matrix)スクリーンショット

パネル操作が省略されるため、コンパクトなスペースでラック・マウントでき、放送室や機械室などの放送設備スペースでの場所を取らなくてもすむようになっています。

DSPユニットは1台内部でのフレキシビリティだけではなく、スタジアム、アリーナ、ホール、コンベンションセンター、競技場、店舗...  各種の設備で必要とされるスケールにも対応できなければいけないため、2ユニット以上を密に結合接続することで、スケーラビリティを確保している製品が多く見られます。

複数ユニットでの拡張スケーラビリティによって、ハードウェア的にも、16〜32ch入出力程度の最小構成から128入出力などの大規模構成にまで広く応用できるように設計されています。

複数ユニットでの拡張

RAMSA USPの場合には、最小、1台32入出力(AD/DAボードは8ch単位なので、8/8入出力も可)8台接続128入出力まで可能です(マトリックスのチャンネル数は32×32)。これは、密結合でのI./O数で、アナログ接続やカスケード接続、並列使用などでは、通常の機器構成のようにもっと多数のチャンネルを使用することも考えられます。

特殊な要求に対応可能とするためにディジタルでのI/Oに工夫がされていますから、機能をフルに駆使した場合の拡張性については世界でも最高レベルのフレキシビリティをもっています。

一方、他社のDSPユニットでは、小規模での利用を前提としたユニットもあり、2台程度までの拡張を中心に設計されているものもありますので、システムに合わせてご検討されることをオススメします。 スペック通りの拡張を行うと動作が重くなるものもあるようですし、スケーラビリティが、後の変更要望を満たせることを見極めなければいけません。 可変式のDSPユニットの設定は相当な幅を持つため、設定データの編集能力なども想定規模または、それ以上の評価検査をすることが望ましいでしょう(ハードウェアで実際に最大規模でテストすることはできませんが...)

RAMSA USP128入出力のフルスペックで可動中のシステムがありますので、最大スペックに対する不安はありません。

音響技術 音響システム 音響設計、音響測定、音場制御
音響技術 音響システム

音響測定器 - 周波数特性測定結果 image 音響測定 - 騒音計とNC曲線 / レベル
音響設計 - 配線接続 image 音響設計 - パッチベイとマルチケーブル image

音響技術
電気音響設計、音響測定、調整

電気音響システムの設計音響測定、調整などの音響業務を行なっています。

特注機器などの ハードウェアから ソフトウェアの設計、製造、システム設計、現地調整まで一環した フレキシブルな開発、納入対応が可能です。

音場制御 - 音場・騒音
適応制御、音場制御・解析、立体音響

音響技術とソフトウェアや信号処理の技術を応用した音響システムには 音場制御や騒音制御の技術があります。

適応フィルタを利用したエコーキャンセラや ノイズキャンセル、ハウリングサプレッサ、立体音響、音像定位、バイノーラルの技術などは音場制御で信号処理が用いられる例です。 音響シミュレーションや解析など音響分野でのソフトウェア応用技術は多数あります。

無響室とスイープ波形 - 音響技術 image インパルス応答と波形 - 音場制御 image
インパルス応答と波形 - 音場制御 image 無響室とスイープ波形 - 音響技術 image
体感振動ユニット AURASOUND BassShaker プジョー206WRCシアター
ジャパンフローラ2000 緑と都市の館 ジャパンフローラ2000 緑と都市の館

振動体感システム
AV・映像、ミニシアター、アトラクション

映像型アトラクションやゲーム、体感振動演出付きシアターなどに利用される AURASOUND BassShakerの販売と体感振動システムの設計、製造を行っています。

映像プログラムに併せて振動演出されるミニシアターの事例と、 大型スクリーンシアターでの振動システム事例を掲載しています。

東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。

小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。

無響室 東京技術センター(八王子) 音響測定設備
《 電気音響設計 : 音響技術と開発、受託開発 》
AURA SOUND スピーカユニット NSW1-205-8A / NSW2-326-8A / NS3-193-8A / NS12-513-4A / NS12-794-4A / NT1-204-8D AURA SOUND スピーカーユニット製品情報、販売 コンパクトフルレンジスピーカー NS3-193-8A コンパクトフルレンジスピーカ NSW2-326-8A(Whisper) コンパクトフルレンジスピーカ NSW1-205-8A(Cougar) サブウーファースピーカ NRT18-8 サブウーファースピーカ NS12-794-4A サブウーファースピーカ NS10-794-4A

《 可変型DSPユニットの特徴 DSPユニットの構成 》

株式会社エーアールアイ/ARI CO.,LTD.
東京都八王子市横山町6丁目9番 丸多屋ビル8F
tel:042-656-2771 fax:042-656-2654

ARIはアナログ、デジタル音響機器の ハードウェア開発ソフトウェア開発、 製品、受託開発を行なっています。試作、研究開発や特注機器などのソフト、ハード、システムの設計から製造までご相談いただけます。

エーアールアイ会社情報
本・参考書籍
参考リンク、音響と技術ほか
音響機器メーカーと代理店

ご利用案内 | 免責事項 | 音響設計のサイトマップ | 株式会社エーアールアイ | 東京都八王子市横山町6丁目9番 丸多屋ビル8F

Copyright(c) 2001-2012 ARI Co.,Ltd. all rights reserved.