最新の可変設定型DSPユニットによるPA、放送設備については、一般のミキサーや、スピーカーなどのプロ用音響機器のように雑誌などで取り上げられることが少なく、あまり詳しい情報を目にすることがありません。 そこで、弊社の業務上、音響設備に利用された放送設備用可変DSPユニットの利用方法や、その可能性についてここに掲載することにしました。
■上図はRAMSA USP(Universal Sound Processor)のスクリーンショットです。 RAMSA USPの場合、フレキシブルなDSP設定や機能設定を総称して可変コンフィグレーションといいます。
松下通信工業(株)のRAMSA 納入実績のページ中、<ホール音響システム>-<和歌山市民会館様>のPDF中で紹介されています。
現代の多目的ホール、可変型スタジアム、コンベンション・センター、大型ストア、遊園地のアトラクションなど、放送エリアや放送プログラムをダイナミックに変更して運用される施設では、機器の配線とミキサーやマトリックスユニットなどで構成されますが、多くは、放送エリアと音源ソースのマトリックス(I/Oパッチ)変更と音量変更のために利用されており、必ずしも、ミキサーのフルコンソール(※)を求めているものばかりではありません。
(※)RAMSA WR-D500シリーズなど、可変コンフィグレーションといって、ミキサーの構成を選択可変できる機器もあり、ディジタル・ミキサーの場合には、アナログ・ミキサーとは異なる可変性を持つものがあります。
RAMSA WR-D500シリーズの製品情報は、松下通信工業(株)のRAMSAのページを参照してください。
RAMSAのホームページ上の納入実績で実際に納入されたWR-D500シリーズのシステム例を見ることができます。
一般にプロ用音響機器でDSPユニットと呼称されるものの多くは、ディジタル信号処理機器という広い意味でDSPユニットと呼称されています。
このような音響機器は、主に、放送サービス設備としてバックヤードの機械室や放送室などにラック設置されたり、レコーディングスタジオ、放送スタジオなどのアウトボードにマウント設置されます。
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東京技術センター(八王子)の無響室は、簡易型ですが、 音響機器開発時に技術部内で音響試験、測定や、お客様のご依頼による音響測定のお手伝いなども可能です。 小型の無響箱や測定箱などでは測定できない大きさの機器でも測定でき、 ダミーヘッドを利用した実験などにも利用しています。 |