モバイル通信機器用オーディオ測定と測定結果の評価に関するよくあるご質問と回答を掲載しています。該当する項目を選択してください。
SLR値は計算過程の中で出力点(POI)と入力点(MRP)の比を算出しています。
計算結果がUpper Limitを超えた場合は送話器の感度が低いと評価し、 Lower Limitを下回った場合は送話器の感度が高いと評価します。
RLR値は計算過程の中で出力点(ERP)と入力点(POI)の比を算出しています。
計算結果がUpper Limitを超えた場合は受話器の感度が低いと評価し、 Lower Limitを下回った場合は受話器の感度が高いと評価します。
グラフ上に周波数Mask Curveが表示されています。キーボードの上下キーの操作でMask Curveが上下に移動しますので 測定結果が規格のリミット範囲内に入っているか確認してください。
また、Mask Curveは測定対象となるターミナルのタイプ(ハンドセット/ハンズフリーなど)、 Narrow-band / Wide-bandなどで規格が異なっておりますので、「Test Terminal」画面で端末の設定を必ず行ってください。
グラフの上方向は歪率が低い(ノイズ成分が少ない)、 下方向は歪率が高い(ノイズ成分が多い)と評価します。
グラフに表示されているMask Curveが3GPPの規格値となっています。 歪測定はオクターブバンドフィルターによる、試験信号(Sine Wave1004〜1025Hz内)と 試験信号を除く全周波数成分(全ノイズ成分)との比をレベル別に算出しています。 グラフ縦軸の10dBは歪率32%、60dBは0.1%をとなっています。
Echo Loss値が大きい場合、エコーレベルが小さいと評価し、Echo Loss値が小さい場合、 エコーレベルが大きいと評価します。
Noise値は値が大きい場合、ノイズが多いと評価し、小さい場合ノイズが少ないと評価します。
Side Tone値は計算過程の中で出力点(ERP)と入力点(MRP)の比を算出しています。
計算結果がUpper Limitを超えた場合は側音のレベルが小さいと評価し、 Lower Limitを下回った場合は側音のレベルが大きいと評価します。
dBm0という表現は、ある基準点(ここを0相対レベル点とする )に対して示したdBmの値であって、 基準点と比べ減衰がなければ通常のdBmと同じ値になります。基準点に対してXdB減衰した測定点では-XdBm0ということになります。
3GPPの受話測定の場合この基準点がPOI点(擬似基地局のInput)になりますので このPOI点と測定器間で減衰がなければ-16dBm0は-16dBmとして扱うことができます。
dBPaとは1Paを0dBと基準にした単位です。
したがって、94dB SPL=0dBPa となります。
携帯電話用オーディオアナライザ MTA-02WB-S システムに関する、よくあるご質問と回答を掲載しています。 同様の疑問をお持ちの方は、参照いただくことでご解決いただくことができれば幸いです。