このコラムは、機器組込みのエンベデット・ソフトウェア(ファームウェア)の開発に関連したコラムです。メールマガジン「アメニティ サウンド音と快適の空間へ」で連載していた技術・開発コラムを再編集したものを掲載しています。
CPU、DSP技術を利用したファームウェア(機器組み込みソフトウェア)は、特性のハードウェアで動作したり、新しい特殊なチップ(CPU/DSP)、専用アセンブラなどで開発することになります。
そのため、開発環境の構築や、効率的なアセンブル、コンパイル、リンク、デバッグのためのや、ツール作成が必要になる場合も多々あり、ファームウェアの開発技術は、ハードウェアの知識、ファームウェアの知識と技術以外に、開発システムでの問題解決能力が必要となります。
一般的に、ソフトウェア技術者の能力を見ると、ファームウェア分野の技術者の方が、アプリケーション分野の技術者よりも、より、経験の豊富なベテランの活躍が目立つように見えるのも、開発やデバッグのための知識、経験と解決能力が生かされるためではないでしょうか(だからといって決してWindowsアプリケーションの開発が簡単であるとはいえませんし、アプリケーションの開発には、別の最新の沢山の知識を必要とします)...
ハードウェアでも、ソフトウェア、ファームウェアでも、おおよそ技術者にとってデバッグ作業は簡単なものではありませんし、設計とならんで、重要な開発過程です。
一般のソフトウェア開発の工数などについて語られる時、大体2つのことに集約されていると言えると思います。
流行のXP手法などでも、設計手法やテスト手法に対する開発手法をグループ化し、設計段階からの精度を高めることや、開発管理することが重要なポイントになっていて、テストやデバッグの効率が改善されることが主張されているように、デバッグは、開発作業の重要課題です。
デバッグ作業は、人の能力差が極端に出る作業工程であると感じています。また、デバッグ作業の能力差は、手法管理だけでは、克服できないのではないかと感じています(ある程度の初歩的な差は埋めることはできそうですが)...
ソフトウェア開発と開発ツール関連の雑記
機器組込みのエンベデット・ソフトウェア(ファームウェア)の開発に関連したコラムです。 メールマガジン「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」に連載していた技術・開発コラムを編集掲載しています。
ソフト、ハードウェア 技術関連の雑記
このコラムは無料メールマガジン「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」 vol.36〜vol.64(2003年8/21〜2004年11/18)に 音響と開発の関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。
技術・開発の閑話-2- vol.11〜20F1とコンピュータ技術 / ソフトウェアの標準と部品化
( 戦術と戦略の誤解 / アジャイル開発 / リファクタリング / 遺産と再生産 / 標準と生産管理 ほか)
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技術・開発の閑話-2- vol.01〜10「ありえない」フェイルセーフと安全機能の連鎖 / HDD容量の差(天使の分け前) / リアルタイムとベストエフォート / エラーとコスト(ブルースクリーン/XP) / NDAと情報公開 / 専門ドメインの基礎範囲 / NHK技研公開(超高精細映像システム) |
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