ブレーク、指定場所、条件付きブレーク

ソフトウェア開発コラム : デバッガとICE【03】
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ソフトウェア開発

実行の停止(ブレーク機能)

コラム : デバッガとICE【03】
03

このページは、ソフトウェア、機器組込みのエンベデット・ソフトウェア(ファームウェア)の開発に関連したコラムのページです。このコラムはメールマガジン「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」で連載していた技術・開発コラムを再編集したものを掲載しています。

実行の停止(ブレーク、指定場所、条件付きブレーク)

デバッグやテストなどで、状態を調査するために実行時の状態で停止するのが、このブレーク機能です。

ブレーク機能は、大きく分けると2つのブレーク機能に分かれます。

1つは、リアルタイムブレークというもので、名前の通り、キー操作などで即時停止する機能です。

もう1つは、あらかじめ停止条件を決めておいて条件が成立したときに停止する機能です。ブレーク・ポイントや条件付きブレーク機能などがあります。

リアルタイム・ブレーク

リアルタイム・ブレークは、開発ツールによって機能に差があり、デバッグの目的では、本来は、ビデオのポーズ状態のように状態を一時停止の状態で保持されるのが好ましいのですが、パソコンのデバッガなどのように特殊な環境にしない限り、リアルタイム・ブレークできなかったり、停止すると、止まる代わりに終了状態になってしまうものもあります(組み込み用でも可能とは限りません)

ブレーク・ポイント

もう1つの、ブレーク・ポイントは、実行プログラムの停止位置を実行前に指定してその場所が実行されるタイミングで停止させて、状態を調べるための機能です。

  ▼@IT (アットマークIT) Insider's Computer Dictionary
   ブレークポイント (breakpoint)
   http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/08/5787408.html

「実行されるタイミング」というのが、現在のCPUではプリフェッチ(コードの先読み)や、パイプラインなどによって厳密には、半分実行状態だったり、プロセッサによっては、任意のコードで停止できるとは限らないなど、停止状態が単純ではなくなりました。

インテルのPentium4などのようにコードがμOPコードに変換されてキャッシュ、パイプライン並列実行されるようなプロセッサですと、ソースコードと、厳密な意味での実行前停止状態というのが、定義するのも難しいことになっているかと思います。

条件付きブレーク、高度なブレーク

条件付きブレークは、ICEの中堅以上の性能を持つデバッガが持っている機能で、先のブレーク・ポイントに色々な条件を設定できるものです。パソコン用でも簡単な機能は一部利用できます。

  • 特定の範囲、または指定位置のメモリを指定回数アクセスで停止
    (参照のみ、書き込みのみなどの条件も含む)
  • 指定個所のコードを指定回数実行通過した後停止
    (実行前に停止もあります)
  • 指定メモリが特定の値であった場合に停止
    (特定値で読み込み、特定値で書き込みも含む)

というような条件が代表的なもので、高機能になるとこの組み合わせを順序をつけて、例えば、指定回数の実行の後、メモリを参照した時などと設定できるものもあります(シーケンス・ブレーク機能)

開発実績と事例 ソフトウェア・ファームウェア
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ソフトウェア開発コラム : 技術・開発の閑話

ソフトウェア開発と開発ツール関連の雑記

機器組込みのエンベデット・ソフトウェア(ファームウェア)の開発に関連したコラムです。 メールマガジン「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」に連載していた技術・開発コラムを編集掲載しています。

技術・開発の閑話 :ソフト開発コラム

技術・開発の閑話 : ソフト開発コラム

01ファームウェア(組込み)開発の技術
コラム:技術・開発の閑話【01】
02デバッギング・ミステリー
コラム:技術・開発の閑話【02】

開発ツールの話 : ソフト開発コラム

01ソフトウェアの分類
コラム:開発ツールの話【01】
02CPUとDSPのアーキテクチャの違い
コラム:開発ツールの話【02】

プロジェクト初期 ツール評価 : ソフト開発ツールの話

01プロジェクト初期のツール評価
プロジェクト初期のツール評価【01】
02プログラムの動作・ソースの作成
プロジェクト初期のツール評価【02】
03コード生成 アセンブラ、コンパイラ
プロジェクト初期のツール評価【03】
04型変換を伴う式評価(コード生成)
プロジェクト初期のツール評価【04】
05暗黙のライブラリ(コンパイラ生成コード)
プロジェクト初期のツール評価【05】
06組込みCPUのメモリアクセス1
プロジェクト初期のツール評価【06】
07組込みCPUのメモリアクセス2
プロジェクト初期のツール評価【07】
08組込みCPUのメモリアクセス3
プロジェクト初期のツール評価【08】
09コード生成〜デバッガ
プロジェクト初期のツール評価【09】

デバッガとICE ツール評価2 : ソフト開発ツールの話

01CPU,DSPの内部の状態モニター
コラム : デバッガとICE【01】
02プロセッサ周辺のモニター(メモリ、I/O)
コラム : デバッガとICE【02】
03実行の停止(ブレーク機能)
コラム : デバッガとICE【03】
04シングルステップ実行
コラム : デバッガとICE【04】
05任意部分の実行(および再実行)
コラム : デバッガとICE【05】
06ヒストリー - 実行トレースとコマンド
コラム : デバッガとICE【06】
07各種ファイルのロード、セーブ
コラム : デバッガとICE【07】
08シンボル化(読み込み、設定、編集)
コラム : デバッガとICE【08】

技術・開発の閑話 -2-

ソフト、ハードウェア 技術関連の雑記

このコラムは無料メールマガジン「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」 vol.36〜vol.64(2003年8/21〜2004年11/18)に 音響と開発の関連コラムとして連載していたものを編集掲載したものです。

技術・開発の閑話 -2- :技術開発コラム

技術・開発の閑話-2- vol.11〜20

F1とコンピュータ技術 / ソフトウェアの標準と部品化 ( 戦術と戦略の誤解 / アジャイル開発 / リファクタリング / 遺産と再生産 / 標準と生産管理 ほか)


技術・開発の閑話-2- vol.01〜10

「ありえない」フェイルセーフと安全機能の連鎖 / HDD容量の差(天使の分け前) / リアルタイムとベストエフォート / エラーとコスト(ブルースクリーン/XP) / NDAと情報公開 / 専門ドメインの基礎範囲 / NHK技研公開(超高精細映像システム)

≪ 技術・開発の閑話 :技術・開発コラム ≫
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