BassShakerユニットには、50Wハイパワータイプ(ACT-50-4)のユニットと、ローコスト版25W(ACT-25-4)の2種類のユニットがあります。
ACT-50-4(50W/4Ω)ユニット |
ACT-25-4(25W/4Ω)ユニット こちらのユニットは製造中止です。 |
このBassShakerユニットを座席や床などに取り付け、振動させることができます。 BassShakerは、スピーカーと同様の磁気回路となっており、外周のコイルと内部の重りとなっている磁石によって振動を発生させています。
駆動方法は、スピーカーと同じですからBassShakerユニットの端子に、オーディオアンプのスピーカー出力信号を入力すると振動に変換され、オーディオ信号の振幅に合わせて振動します。 振動の大きさは、アンプの出力に比例しますので、音量ボリュームで振動の強さをコントロールできます。
インピーダンスマッチング等、ほぼ、サブウーファースピーカーと同様と考えていただいて結構ですが、ダンパーの性質は全く異なり、周波数特性なども一般のスピーカーとは異なります。
中音域の信号を入力すると、スピーカーのように音に聞こえますので、取り付けたものからスピーカーのように音を出すような利用方法も可能ですが、中高音の信号に対しては、耐性が低く、低いレベルに押さえないと振動ユニットが破損するためご注意いただく必要があります。
BassShaker ACT-50-4には放熱フィンがついていますが連続的にハイパワーでドライブしなければ、放熱フィンで冷却するような温度にまではなりません。
座席に取り付ける場合、外部に露出する部分にACT-50-4を取り付けますと、放熱フィンが衣服や身体に引っかかる場合がありますので、注意が必要です。
ACT-50-4は信号接続端子部が外部に露出していますので、端子部に接触しない場所である必要もあります。
ご注意いただきたい点や、接続など主な点については「振動ユニットのご利用案内」に記しますので、ご利用の際にはご参考になさってください。
パワードライバーには、オーディオ用のパワーアンプを使用することができますので、安価で、簡単に使用することができます。
パワーアンプには、通常のオーディオ信号(ライン)を入力することができますので、CD、DVD、MD、VTRなどの音声信号や、コンピュータの音声出力、ゲーム機器の音声出力などを入力して振動演出に利用することができます。 (先に述べました中音域以上の周波数を入力する際には、定格入力通りになりませんのでご注意ください)
1、2席(1、2ユニット)の場合には、通常のオーディオ用アンプ1台でドライブ可能です。 このときBassShakerのインピーダンスが4Ωであることにご注意ください。
市販のオーディオアンプは、6〜12Ωのスピーカー駆動のものが多いため、インピーダンスの整合を取る必要があります。 右の図のAはセメント抵抗で8Ωにして駆動する場合、Bは2ユニットでハイパワーに駆動すると同時にインピーダンス整合を取る場合の例です。
接続や機器構成は「振動ユニットのご利用案内」に記しましたので、ご参照ください。
また、シアターなど複数の座席を強力にドライブするためには、大出力のアンプが必要になります。 ミニシアターの実例としては、輸入車ショウ2001 PEUGEOT 206 WRCシアターの例をご覧ください。
コンピュータの音声出力を制御信号とし、市販のオーディオ用パワーアンプでBassShakerを増幅するようにするとWindowsアプリケーションなどから簡単に振動制御することができます。
振動信号として用いる周波数帯域は一般に100Hz以下の低音域です。 中音域の周波数でもBassShakerは作動しますが、不快な振動となる可能性が高いと感じられます(中高音でのご利用には破損にご注意いただく必要があります)。
取り付けた筐体をスピーカのように鳴らす用途では、この限りではありませんが、座席などでは不快感があるため、通常のオーディオ信号を利用する場合には、低域通過フィルタを使用する必要があります。
ARIはAURASOUND社プロ音響製品の取り扱い代理店です。 製品に関するお問合せ、振動ユニット BassShaker、スピーカーユニットの販売、お見積等、お申し付けください (個人のお客様への通信販売も承ります)。