シアターは、ビデオプロジェクター映像、音声ドルビーAC3 5.1Chサラウンドでビデオプログラムが再生されます。
客席は、7席あり、WRC(世界ラリー選手権)のワークスチームでも採用されているSPARCOのバケットシート(REVU)が段差のついたベース(台座)に取り付けられています。
DUAL DRIVE PLUSは、弊社が、BassShakerシステムとしてお客様にお勧めしている1シートを背面と底面から振動することで、振動演出効果を最大に発揮させるためのシステムです。
DUAL DRIVE PLUSは、50W (最大75W)のユニット2個を使用し1座席で100W (最大150W)の出力となる強力な体感シートを実現します。
BassShakerはバケットシート(REVU)の背面と底部に1ユニットずつ取り付けたDUAL DRIVE PLUSシステムに加えて、ベース(台座)内にも6ユニットのBassShakerを加え、1シートあたり最大150W(+ベース振動)、合計1500WのハイパワーなBassShakerの力をフルに発揮するような振動システムになっています。
日本国内では、比較的振動パワーを落として本来の限界まで使用することが少ないBassShakerシステムですが、PEUGEOT 206 WRC シアターでは、7席に1500Wを使用する強力な演出が実現されました。
ACT-25-4は、米国の通常規模のシアターなどで最も多く採用されている25W(最大50W)のユニットです。
観客収容人数が多いシアターでは総出力が大きくなりすぎる場合があるため、25Wユニットを通常ドライブ能力程度で使用されることがあります。
この場合も、AURA SOUND®のBassShakerの場合には、独自のコイル技術によってハイパワーな振動となりますが、DUAL DRIVE PLUSのようにACT-50-4(50W)×2システム程の力はありません。
ACT-25-4(25W)ユニットが採用される米国などの通常のシアターシステムで換算すると実に40シート超(オーバードライブ時最大では60シート)のパワーを7シートに投入した非常にパワフルなシステムになりました。
BassShakerシステムのご紹介:体感振動演出とはのページでご紹介しましたように、人の振動体感にリアル感を出すためには、深部感覚(筋や腱、骨膜にある感覚器)を刺激する振動が必要になります。
PEUGEOT 206 WRC シアターで採用されたDUAL DRIVE PLUSシステムでは、背面、底面に加えて接地するベース(台座)まで振動させているため、強力に深部感覚を刺激することが可能になります。
実際のプジョー206がWRCで無舗装道を走行時の車両が飛びはねるほどの振動や重力加速を再現することはできませんが(再現すると観客のみなさんへの影響も問題ありますので)、WRCでWタイトルに輝いたプジョー206の勇士とそのオンボード映像をビデオプロジェクターで見ながら、SPARCOの本物のシートで、錯覚を覚えるほどの刺激的な体感システムとなりました。
DVDなどでおなじみの5.1ch (L,C,R,SL,SR+BASS)の映像音声用ドルビーサラウンドフォーマットです。 今回は、客席をBassShakerで振動させるためにサブウーファー用Chを振動専用トラックとして利用しています。
ドルビー研究所のリンクとご紹介は、リンクページにあります。
スパルコ社(伊)は、レーシングギアなどのパーツ、レーシングスーツ、グローブ、ヘルメットなどの多くのモータースポーツ用品を製造販売するメーカーです。
国内ではたくさんのカー用品店が扱っています。
シアターの客席に使用されたREVUというシートは、SPARCOがワークスチームの依頼によって共同開発したモータースポーツ向きのシートで、WRC(世界ラリー選手権)で多くのワークスチームに採用されている物です。
当然ですが、FIA(国際自動車連盟)の認可品でレースに実使用可能です。 カラーバリエーションは、赤、黒、青がありますが、もちろん、プジョーブースでは青色のシートを使用しています。
ARIはAURASOUND社プロ音響製品の取り扱い代理店です。 製品に関するお問合せ、振動ユニット BassShaker、スピーカーユニットの販売、お見積等、お申し付けください (個人のお客様への通信販売も承ります)。