振動ユニットは、台座や床、シートなどが一般的に取り付ける対象です。 テーブルや手に触れるものに取り付ける演出が行われているものもあります。
何れの場合であっても、振動ユニットが振動する力を取り付けた対象に伝えるためには、取り付ける対象と振動ユニットは完全に密着、固定する必要があります。
接着よりも、ネジ止めが一般的ですが、タッピングネジなどで木材に締め付けただけですと、使用しているうちにネジが緩みます。
振動ユニットは頻繁に振動しているためネジの摩擦部分に作用している頻度が非常に高く、かなり短時間で緩むことになります。
そのため、ネジで固定する場合にはネジ止めを行ったり、ボルト、ナットとネジ止めの併用など強力に固定するようにしてください。
振動ユニットと取り付け対象に隙間ができる場合にはビビリ音が発生します。
さらに、シートなどの可動部分、ネジ止めの遊び、配線など接触しているものは全てビビリ音が発生する可能性があります。
ビビリ音には、完全に固定するか、隙間を干渉材で埋める、接触しないように回避するなどの工夫をして不快なビビリ音を対策します。
配線をシートに固定するような対策の場合には、配線の延長線で干渉していない場合には、配線先に振動が伝わって、配線先でビビリ音が発生しますので配線の処理(接触していないか、経路)にもご留意ください。
振動ユニットを座席に取り付ける場合、人体が強く接触する部分に近い場所に取り付けるようにした方が良好な効果が得やすい傾向があります。
例えば、背もたれの上部に取り付けると、強く振動する場所が背もたれの上部になり、人が強く接触する背中より上が振動することになります。 このような取り付け方をすると、一般に不快に感じる傾向にあります。そのため、背もたれに取り付ける場合には、低い位置に取り付け、できるだけ座席全体を振動させるようにします。
家庭でご利用の場合には、2階でハイパワーで振動させると、階下に振動音が聞こえることが多いので、 アパートやマンションなどの集合住宅の場合には、床に振動を干渉させるような工夫が必要かもしれません。
階上に影響することは、まず無いと思いますが、階下へは、振動音が聞こえる可能性が高いとお考えください。 鉄筋コンクリートのマンションなどで、通常、階上の歩く音などが聞こえない程度に良好な建物であっても、 ハイパワーで稼動すると「ゴロゴロ」というような振動の音が聞こえるとお考えいただいた方が良さそうです。
座席の背面などに取り付けると、放熱フィンが背面に突き出した形になります。 放熱フィンは、前面は、丸みを帯びた形状ですが、取り付け面側は、エッジが直角になっています。
放熱フィンのエッジと取り付け面には隙間ができるため、振動ユニットを取り付けた座席背面が人の導線に面しているとフィンのエッジ部分に衣服を引っ掛ける可能性があります。
また、死角になりやすいので、足をぶつけるなどの可能性もありますので、取り付け面の振動ユニットの位置(配線を引っ掛ける可能性も)にはご配慮ください。
ハイパワー振動ユニット Bass Shaker ACT-50-4
振動ユニットご利用案内 基本的なご利用方法
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応用とご利用上のヒント
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振動ユニットをご利用いただく場合の接続やアンプなど基本的な内容と応用的なご利用案内になっています。 他にいただいたご質問の代表的なものを「FAQ / よくあるご質問と回答」のページに掲載しています。 お客様にご利用いただく場合にご案内しているような内容をまとめましたのでご利用ください。
「ご注意いただきたい点」のページは振動ユニット特有の内容がありますのでオーディオ機器の知識のある方もご覧いただければと存じます。
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