現在、25Wの振動ユニットACT-25-4は製造終了となり、ラインナップはACT-50-4のみとなっていますが、 以前の25Wをお探しのお客様もいらっしゃいますので、弊社の保守用に備蓄していた在庫分をご希望の方に販売することにいたしましたので、 あらためて、ACT-25-4とACT-50-4の振動ユニットの違いについてご案内いたします。
弊社は、多くの場合、ハイパワー出力のACT-50-4をを勧めしてきました。 現代の刺激的な演出を御求めの場合、より大きな加振力を持つACT50-4ユニットを複数個使用することで、強力な振動を作り出すことが可能である点が BassShakerの特徴の1つだからです。
しかしながら、大型の商用施設などで多数座席に振動ユニットを設置する場合、ドライブするパワーアンプの総電力も大きなものが必要になります。 単純計算では、ACT-50-4は、ACT-25-4の倍の電力でドライブすることになります。
そのため、ACT-25-4は、多くの座席がある劇場などに設置される場合と、 それほど強い振動を求めていないお客様にご利用いただくことが多い振動ユニットでした。
振動ユニットのコストの差も1つの要因です。 かつては、現在よりも振動ユニットは高価でしたので、ローコストをお求めの場合25Wということになります。 現在は、50Wの価格も下がったため、ローコスト化の一環として製品を1種類になり25Wが生産終了となりました。
この2つのユニットは、形状や、出力、入力最大定格以外に、連続動作入力消費電力〜最大入力電力(50W-75W、25W-50W)時のパワーに対する振動出力の特性が異なります。 ACT-25-4に最大入力の50Wと加えるよりも、ACT-50-4に同じ50Wの入力を加える方が振動出力が大きくなります。
ユニットの選択要因には、形状と信号接続端子の違いもあります。
ACT-50-4には、フィンがついており、座席背面など人体や衣服などが接触する可能性がある場合には、引っかかって怪我をする可能性がありますので、直接接触しない場所に設置するか、観客が接触しないよう注意する必要があります。
信号接続端子は、ACT-50-4は端子がユニットに固定された接続端子になっているのに対して(写真の金色の部分)、 ACT-25-4は接続線が引き出して固定されています。
内部のばね構造やコイルなどの構造は基本的に同じ構造になっており、共振周波数でのピークなどは共通の特徴です。 共通の特性については振動ユニットのご利用案内の記載内容やQ&Aをご参照ください。 「ご利用案内」は50Wについてご案内していますが、25Wと共通する内容が含まれています。
次の表は、ACT-50-4とACT-25-4の仕様・定格を並べて記載したものです。 出力のパワーと、入力の絶対定格、耐圧が異なる点が仕様上の数字の違いになります。
ARIはAURASOUND社プロ音響製品の取り扱い代理店です。 製品に関するお問合せ、振動ユニット BassShaker、スピーカーユニットの販売、お見積等、お申し付けください (個人のお客様への通信販売も承ります)。