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夏の富士森公園と言えば、花火大会と浅間神社のだんご祭が夏の風物として真っ先に挙げられるかと思います。 夏は花を咲かせる公園木は少なく、富士森公園に植えられている夏の木は百日紅やアベリアぐらいになりますが、 夏には、山百合、鬼百合、高砂百合など百合の花が咲いています。
八王子市の花火大会は、富士森公園、市民球場を会場に7月の終わりに催されています (以前は、八王子祭の8月に開催されていましたが、近年は7月の終わりの週末になっているようです)。 だんご祭も7月末なので、夏の富士森公園は7月末がクライマックスです。
戦没者慰霊塔や平和の像が設置されているので、8月も特別なのかもしれませんが、 慰霊塔は、日清、日露、太平洋戦争の犠牲者が祀られたもので、平和の像は平和宣言に伴うものなので、 八王子を代表する鎮魂や平和のシンボルではあっても、夏に限定されるものではないでしょう。
夏は百合の花の季節です。 富士森公園には、ヤマユリ(山百合)、オニユリ(鬼百合)、タカサゴユリ(高砂百合) (高砂百合か新鉄砲百合か判別が難しいものが多い感じです)が咲きます。
ヤマユリ(山百合)は、7月前半から中ごろ、まだ梅雨の時期に咲いています。 市民体育館の植え込みにも1株だけヤマユリが植えられていて、若干、開花時期が違うので、 ヤマユリの時期には、体育館と公園の両方を覗いてみると見頃の株があるかもしれません。
オニユリ(鬼百合)は、平和の像のあたりに点在しているものと、 市民球場の南側、藤棚の下斜面あたりにまとまって生えているものが見られます。 オニユリは7月の後半ごろ、花火大会やだんご祭が行われる頃に咲いています。
タカサゴユリ(高砂百合 / 新鉄砲百合)は、8月後半から9月頃です。 園内の色々な場所に散在して花を咲かせていますが、判りやすいのは、体育館の裏手にあたる斜面のあたりです。 体育館の駐車場にも数株あったのですが、2014年は国体の準備の時に刈り取られていて痕跡が無くなっていました。
公園木の夏時期の左右のエース的存在のサルスベリ(百日紅)とアベリア(アベリア)は、 夏から秋にかけて長期間花を咲かせます。 特に低木の生垣にアベリアが使われている公園は多く、夏の花が無くなる時期をアベリアの花という造園は定番のようです。
富士森公園はアベリアが使われている場所は少なく、体育館の裏手など限られた場所でしか目にしません。 サルスベリは、慰霊塔の区画の東側に数本並び、御所水通りの入口あたりの歩道と、市民球場の入口に植えられています。
[追記 2014] ピンクのアベリアがだんだん広場や平和の像のあたりに追加されています。
富士森児童遊園の西側(フットサル競技場側)と北側(富士森公園通り側)の一部に ナツズイセン(夏水仙)やタヌキノカミソリ(狸の剃刀)が栽培されていて8月に花を咲かせています。 体育館の北側にはハギ(萩)の木が夏から秋の長い期間花を咲かせ、近くの斜面などにオカトラノオ(丘虎の尾)が咲きます。
( ※画像のリンク先には、ここに掲載している以外の写真もあります。 )
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