清水公園

清水公園は、淺川の支流川口川沿いの湧水を利用した池(ハケの湧水地とは異なり、流れの石組からポンプ給水) と雑木林が特徴です。 北側が運動広場と遊具の広場、南側が雑木林、 中央に池や石組、島のようにも見える高台部の東屋、彫刻が設置された芝生地で構成されます。

清水公園は、池の景観と豊かな植生で「八王子八十八景 みどり・公園の景」に選出されています。

園路は、園の内周を中心に池の橋や雑木林の区画内の園路と組み合わされ、東側斜面の高低差やカーブが多いこともあり、 平面図上ではシンプルに見えても実際には単調に感じられません。 内周の舗装された園路は運動公園のようにジョギングコースとされています。

運動広場や遊具のある北側と池を中心とした区画を挟んだ雑木林の南側の様子は対照的でもありますが、 北側の斜面の高木の並びや園路周囲の植木によって融合されている印象です。

清水公園は、雑木林の植物と外周部や斜面、池の周り、園路周辺などの植木や栽培されている花で彩られます。

清水公園は川口川の河川のあった場所に造園された公園だと地元の方に伺いましたので、 古くからの緑地とは異なるのだと思いますが、 桜やコブシ、白木蓮、ハナミズキ、サルスベリ、メタセコイア、エゴやミズキなどの公園木に コゴメウツギやミツバウツギ、ウグイスカグラなどの林の木、 アマナ、フデリンドウ、アズマイチゲ、キンラン、ウバユリ、ニリンソウなど野草の植生も豊かです。 加えて、キツネノカミソリやヒガンバナ、シャガ、ハナウドなどが群生状に見られ、季節の景観もドラマチックです。

清水公園はハッチー・ウォーク(八王子市ウォーキングマップ) の「3.清水公園・川口川散策コース」に選出されています。 このコースは、清水公園から上流の法蓮寺の区間を川口川沿いに歩くコースです。

清水公園への公共交通手段は路線バスになります。 八王子市の案内には、 京王八王子駅・JR八王子駅北口から「工学院大学」「工学院大学西経由楢原町」行きバスで「新清水橋」下車徒歩約5分 と記され、 公園管理者のノースパークの案内では、同じバスの「工学院大学犬目校舎」のバス停が最寄のアクセスとされています。

新清水橋と工学院大学犬目校舎

清水公園までの距離は「工学院大学犬目校舎」が少し近いのですが、 八王子駅側から向かうと「新清水橋」で降りる方が早く着くかもしれません。

また、新清水橋から川口川沿いに歩くと川口川の水鳥なども見ることができるので どちらかといえば「新清水橋」がオススメです。

西八王子から、東楢原

公式関連のアクセス案内は八王子駅からだと良いのですが、 西八王子駅からだと、かすみ学園通りを通る工学院大方面への路線がありません。 しかし、秋川街道の「東楢原」(高速の効果下の方のバス停)から清水公園までは徒歩で10分程度なので、 秋川街道を走る路線に乗って「東楢原」まで行くルートで良いかと思います。

実際、休日ダイヤなどで工学院大学への本数が少ない場合もありますし、 八王子駅方面からバスで向かう場合でも、秋川街道を路線バスのどれかに乗って 「東楢原」まで行くことも少なくありません。 秋川街道を走る川口方面への路線バスは本数が多いので待ち時間はかなり短くて済みます (ただし、工学院大へ向かうバスが近い時間だと歩いている途中、楢原中あたりで後から来たバスに抜かれることもありますが)。