診断業務は、現状調査することから始まり、 建物を含む市街地の3次元シミュレーション によって放送の到達エリアを推定するとともに、 ビル反射によるエコーの影響等にも考慮し、 「聞こえない」、「うるさい」の改善について 提案いたします。
同報系防災行政無線の整備率は76.2%(平成23年3月末)に達していますが、 「聞こえない」、「うるさい」などの不満も多く聞かれます。 ARIは防災無線放送用の音響シミュレーションソフトウェアを開発し、 広域の防災無線の音達の予測と「聞こえない」「うるさい」 という問題の改善の設計業務のサポートをしています。
PAS.DO - Artifit | Amenity Life
拡声子局の設置状況や住民の 苦情等から実態を確認します。
現状の音達エリアの概要を 予測します。
地物状況等も考慮し、 問題の要因を予測します。
建物と地形の3次元データを使って シミュレーションを行います。
シミュレーション結果をもとに 詳細な音達エリア図を作成します。
課題に対する改善をサポートします。
国土地理院の地形図データと市販の地図データから放送エリアを空間の3D計算モデル化 し 子局(既設、新設)を設定して音響シミュレーションによって音達を予測、 音達試験のみで は実現できない放送エリアの状況を予測します。
音響シミュレーションを利用した音達エリアの予測は、 標高差を持つ地形 と実際に子局が設置されている高さ、 建物による遮音や反射を立体空間 として計算されるため、 平面図による予測より、より現実に近い状況が予測でき ます。
ARIは、放送と設備の主体となる自治体のご担当者、防災無線の音響設計、設備設計のご担当社の方に協力しながら 主にシミュレーション計算と分析や予測を担当し、音量、音達の分析、測定、改善提案を通じてサポートとしています。
子局区分 | 業務内容 |
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既設子局 | テンプレートによる概略の音達エリア推定。難聴エリアの特定 (必要に応じて現地調査を実施) |
地図データ、建物データを使用したコンピュータシミュレーション(子局ごと)
最適化提案(新設提案も含む) |
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新設子局 | 地図データ、建物データを使用したコンピュータシミュレーション(子局ごと)
スピーカ種別、出力の提案 |
音響シミュレーション、防災無線放送関連の音響業務サービスに関しては弊社担当までご相談ください。