はじめての画像処理技術

人間の視覚機能をコンピュータによって支援または代行させることを目指す画像処理・認識技術を平易に説いた書。具体的には，これらの処理の基礎となる考え方から基本手法，実現手法，応用事例，さらに今後の方向までを解説。

工業調査会刊行のビギナーズブックスのシリーズですので、画像処理の実際の技術はどのように行なわれているかなど、要素を簡単に知るのに適した書籍です。それぞれが簡潔に記載され、参考文献なども記載されており、Ａ５版、２００ページ程度にまとめられていますので、ハンディですし、処理と実際の実現手段を知るためには、便利ではないでしょうか。

<内容>
第１章　画像処理技術の概要
　　歴史・背景、概要、導入部としての画像認識技術の紹介
第２章　画像処理技術の基礎
　　デジタル画像とは/デジタル画像処理とは 他
第３章　画像処理技術の基本手法
　　画像補正、画像改善、画像強調（フィルタリング）
　　特徴抽出（エッジ検出、細線化、ハフ変換、動画像検出など）
　　テクスチャー解析、テンプレートマッチング、クラスタリングなど
　　符号化、構造化
　　変換（拡大縮小、回転）、マスク、色変換、線分生成、塗りつぶし
第４章　画像処理技術の実現手法
　　画像間演算、論理フィルタリング、空間フィルタリング
　　高速化、ハードウェア化
第５章　画像処理技術の応用事例
　　配線パターンの外観欠陥の自動検出
　　設計図面の自動読み取り（シンボル、文字列の認識）
　　地図の自動読み取り（ラスタ、ベクタ変換）
　　画像の自動つなぎ合わせ
　　オブジェクトの輪郭の自動抽出（背景入れ替え）
　　画像内変化の自動検知
　　人物挙動の自動検知
第６章　画像処理技術の将来展望

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