レコーディング・タイトル500以上という驚異的な録音は、音楽を記録することに情熱を注いだカラヤンの偉業の一端といえます。今日、カラヤン指揮によるクラシック名演奏の数々を聴くことができるのは、カラヤンがレコーディングによって音楽、芸術を記録することに情熱をそそいだ恩恵を受けています。
帝王カラヤンと呼ばれた音楽的才能、演奏活動や、戦後の芸術復興などの偉業とともに多くの映像、録音を残した業績も各メディアから高く賞賛されています。
ヘルベルト フォン カラヤン 略歴
1926年 モーツァルテウム音楽院卒、
ウィーン音楽アカデミー指揮科卒
1926年1月22日 モーツァルテウム管弦楽団指揮でデビュー
1926年3月〜1934年3月 ウルム市立歌劇場指揮者
1933年8月17日 ザルツブルク音楽祭に初出演
1937年6月1日 ウィーン国立歌劇場デビュー
1938年4月8日 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 初指揮
9月30日 ベルリン国立歌劇場デビュー
12月9日 ベルリン国立歌劇場管弦楽団と初録音
(ドイツ・フラモフォン)モーツァルトの「魔笛」序曲
第2次世界大戦 〜敗戦 指揮活動禁止期間 1947年10月復帰
1948年〜1960年 フィルハーモニア管弦楽団 多くの録音を残す
1948年12月 ミラノ・スカラ座のドイツ・オペラ部門の総監督就任
1951年 バイロイト音楽祭デビュー
1954年4月 初来日 NHK交響楽団を指揮
(1988年まで通算11回来日)
1955年4月 ベルリン・フィルの芸術監督、常任指揮者に就任
1956年〜89年 ベルリン・フィル終身指揮者就任
1956年6月〜64 8月 ウィーン国立歌劇場 芸術監督
1956年10月〜60年9月 ザルツブルク音楽祭の芸術総監督に就任
1957年11月 ベルリン・フィルと初来日(通算9回)。
1959年 ウィーン・フィルと世界ツアー(10月〜11月来日)
1964年 ドイツ・グラモフォンと専属録音契約
1967年 ザルツブルク復活祭音楽祭創設
1972年 ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭創設
1969年〜71年 パリ管弦楽団芸術監督兼任
1877年5月 ウィーン国立歌劇場に復帰
主な受賞など
オーストリア国文化科学勲章(1963)
ザルツブルク市名誉市民(1968)
ベルリン市名誉市民(1973)
エルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞(1977)
ウィーン市名誉市民(1978)
ザルツブルク大学名誉哲学博士号(1978)
オックスフォード大学名誉音楽博士号(1978)
早稲田大学名誉博士号(1979)
ウィーン国際音楽センター名誉会員(1979)
ロンドン王立フィルハーモニー協会 ゴールド・メダル
ユネスコ国際音楽賞 他
「グラモフォン賞」
ドイツ・レコード賞
「ACC&ADFディスク大賞」
「レコード・アカデミー賞」(日本) など世界のレコード賞多数受賞
カラヤンのCD/DVD
カラヤンは、録音、映像作品とも、数多く、500以上の録音を残していますので、本当に多数のレコードと、そのCD化作品、また、CDのみのデジタル録音版などが豊富に残っています。
希少録音やCDになっている音源では、英EMI時代の録音は、東芝EMIのクラシック・オムニバスCD-BOXや「カラヤンの肖像(CD-BOX)」に多く、また、他のCDに収録されていない録音が収められています。
映像では、ソニー・ミュージックから発売されている全34タイトルの映像作品「カラヤンの遺産」というDVDシリーズがあります。内容は、各詳細の紹介ページに掲載していますのでご覧ください。
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