クッキーの役割
サーバー側の自動処理では、1ページ内で操作されたことしか取得できず、ブラウザを閉じてしまった場合も、それまでの経緯が失われます。主に、ショッピングのオーダー記録などを次のページでも引き継ぐような目的で一時的な記録に利用されます。
また、オーダーしてブラウザを閉じてしまっても、オーダーの記録が継続するためにも利用されることがあります(オーダーの記録は、セキュリティなどの問題もあり、正確には、サーバー内に記録、保管され、記録を参照するための認識番号のみクッキーに記録されることが多いと思います)。
クッキーの問題
クッキーはコンピュータ内に記録されているため、別の悪意のあるホームページなどを参照したとき、悪用できる可能性があります。
利用方法によっては、悪用することができる懸念があるため、ブラウザの設定で機能を停止することができるようになっています。
クッキーを悪用した場合に起こることは、他のサイトの記録を取得して情報を利用することです
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例えば、決済情報や個人情報を安易にクッキーに残すようなサイトがあった場合、クッキーが残ったまま、悪意のあるサイトを訪問した時、他のサイトで記録された個人情報が盗まれる可能性があるということです。
これが発生するのは、他のサイトがクッキーに重要な情報を記録していることと、盗んだサイトがクッキーの記録を理解できること、の2つの条件が揃った場合です。
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実際には、信頼できサイトでは、クッキーに漏洩して問題となるような重要な情報は記録せず、サーバー内の情報を参照するためのキーを暗号化して記録していますので、万一、クッキーを取得されても利用することは技術的に極めて困難になっています。
クッキーの利用
このサイトでご紹介しているオンラインショップのサーバーでもクッキーを利用してユーザーの特定を行なっています。
決済手続きなどのセキュアなページ(SSL)では、別の暗号通信を行なうことで送受信のセキュリティを確保していますので、ページ間の移動時に重要な情報を受け渡すこともできます。
しかし、この手法は全ての通信内容が一定時間内のみ有効な暗号にされて通信しているため、サーバーの負荷が高いため、重要な通信のみに限定して用いられています。
一般のページでは、ページを行き来すると、前のページで起こっている内容の多くを次のページに引き継ぐことができません。
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そのため、サーバー内にユーザーのオーダーなどの情報を記録して、その記録を参照するためのキーをユーザーのコンピュータ内のクッキーに記録します。
ショッピングの過程の様々なページ間の行き来をスムーズにするために、ショッピングサイトではクッキーが利用されています。また、ブラウザを閉じてしまっても、ユーザーの手元にキーが残り、サーバー内に情報が残っているので、継続して操作することが可能になります。
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キーのみを記録するようにすると、仮にクッキーの記録を取得されたとしても、サーバーと交信してサーバー内から記録された情報を引き出さなくては悪用できません。会員制サイトなどではログインしないと、サーバーが重要な情報を使わないようにするなどして安全性を高めています。
このようにクッキーを利用することで、悪用される心配がなく、便利にホームページが利用できるようになります。
クッキーを有効にする
クッキーは、ブラウザの設定で停止することができるようになっています。また、IE6.0では、初期状態がクッキーを無効にする設定にされています(先の悪用の可能性が懸念されるため、初期値は無効)。
このためクッキーを利用したい場合には、ご自分でクッキーの設定を有効にしていただく必要があります。
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