【Vol.1】 2002年7月号 創刊号

「ARI アメニティ&サウンド マンスリー」は、毎月 第4金曜日にお届けします。創刊のご案内では月曜日と誤記したものがありました。申し訳ありませんでした。ここにお詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

みなさまにお楽しみいただけますよう努力する所存ですので、今後とも末永くお付き合いいただけますようお願い申し上げます。


■□ CONTENS 【VOL.1】 2002.7.26 □□□□□□□□□□■□■□■
1.あらためまして
   ARIの簡単なご紹介
   AURA SOUND社
2.AURASOUNDより日本のみなさまへ
  テッドテレスキー副社長
3.音と音響の四方山
  12平均率とチューニング
 編集後記
 配信サービスと配信停止

今回は、簡単なご紹介(ARI) から、AURA SOUND社のご紹介とごあいさつ、音響コラムは、12平均率、音階名とチューニングについてです。
技術コラムは、量的に少し問題なので、今回はお休みします(スミマセン)。



1 あらためまして

大多数の読者の方には、このメールマガジンを初めてお届けしますので、あらためて、ご登録、お礼申し上げます。

このメールマガジンを発行しているARIをご存知ない方もいらっしゃるかと思います。マンスリーの初回でもありますので、ごく簡単にご紹介させていただきます。

ARIの簡単なご紹介
ARIは、音響機器、音響システム、振動体感システムなどの開発、受託開発や Windowsアプリケーションの開発、インターネット、イントラネットを利用した業務用システムソフトウェアの開発、販売などを主な業務としています。また、音響システムの設計や音響測定、音響調整などを始めとする音響設備機器に関する業務も行っています。

このメールマガジンも音響関係の色合いが強いのですが、ソフトウェア、ハードウェアの開発業務が中心ですが、音響システムを扱うお仕事もお手伝いさせていただき、音響機器の開発などに参加させていただいておりますので、音響機器などの組込ソフトウェアや、DSP(Digital Sound Processor)を利用した機器の開発が1つの特徴としています。

AURASOUND社
米AURA SOUND社は、NRT(ネオジウム・ラジアル・テクノロジー)という、小型のスピーカなどでも利用されるネオジウムという金属に、独自の着磁技術(US.特許)を利用した、音響製品を開発製造するメーカーです。
AURASOUND社は、ALGO SYSTEM社のグループ企業として、ホームオーディオ、カーオーディオなど、多数の製品を製造、販売しています。

ARI は、AURA SOUND社のプロ音響機器の日本国内ディストリビューターとして、サブウーハー・スピーカー・ユニットNRT18-8Bass Shaker(振動ユニット)などを扱っています。

冒頭でも述べましたように、みなさまにお楽しみいただけますよう努力する所存ですので、今後とも末永くお付き合いいただけますようお願い申し上げます。


2 AURASOUNDから日本のみなさまへ

ホームページやテキスト版「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」 Vol.4でご紹介していますが、あらためて、AURA SOUND社 技術担当副社長テッドテレスキー
(Ted Telesky)氏からのメッセージをご紹介します(アジア担当を通じていただいていますので原文から日本語です)

日本のプロ音響・映像・アミューズメント
関係の皆様ヘ

aura sound

AuraSound 技術担当副社長 Ted Telesky
AuraSound 技術担当副社長 Ted Telesky
AuraSoundは、知る人ぞ知る18インチのプロ用サブウーハー(旧名AS1808)でオーディオメーカーとしての産声を上げました。それ(1994年)以来、独自の特許NRTテクノロジー(ネオ・ラジアル・テクノロジー)をスピーカーユニットに起用、OEM供給・自社ブランド(カーオーディオ、ホームオーディオ、プロオーディオ)製品を開発し世に出してきました。

上記18インチのサブウーハーの威力に魅せられた日本の第一人者の一人が、現在プロ音響製品のディストリビューターであるARI社の社長佐藤氏でした。同氏を筆頭にARI社様には、AuraSoundの多々な変動・成長期をじっと耐え見守りつつ、弊社(AuraSound)プロオーディオ製品の日本市場への浸透に並々ならぬ尽力を注いで頂いています。

尚、上記18インチサブウーハーは新たにNRT18-8としてディストリビューターARI社を通して日本のユーザーの皆様にお届けする事ができています。その他、ハイパワーでユニークな 振動ユニット Bass Shakerは、国内の有名なテーマパーク等のアトラクションやアーケードゲームメーカーに強くご支持いただき、日本でも大変な好評を頂いています。

AuraSoundは多数のオーディオ製品を持っていますが、未だプロオーディオ製品のラインナップは充実しておりません。2002年には、ディストリビューターと協力しそのラインナップの拡充、より優れた製品を日本プロ音響界に提供できるよう努力して参りますので、今後ともAuraSound製品を宜しくお願い申し上げます。

2002年4月5日
テッド テレスキー
AuraSound社 副社長

AURA SOUNDに関係した話題などについても、おいおいご紹介していきたいと思います。


3 音と音響の四方山

このコーナーは、音や音響についてのコラムをお届けします。今回は、テキスト版Vol.4のコラムで取り上げました12音階、音階名とチューニングの編集したものです。これは音楽音響の部類になりますが...

音階名と12平均率
ドレミファソラシドは、イタリア語であることはみなさんご存知だと思います。聖ヨハネ賛歌から取られたドレミの音階名は、フランス、イタリアなどで、ABCDのドイツ流は、ドイツ、イギリス、アメリカなどが主流のようです。

ハニホヘト...は、当然日本だけです。現在主流の1オクターブを12の音階に均等に分ける12平均律は、厳密にはハーモニーにならないのですが転調に便利なため19世紀以降、広く使われるようになったことは、みなさんもよくご存知の通りです。

12平均律は、オクターブの2の指数関係を1/12にしますから12√2(12乗根です)で周波数を計算します。楽器などでは、1/12の半音を、さらに1/100にした1セントという単位もチューニングなどで用います。

実際のピアノのチューニングでは、厳密には、オクターブ関係を全て、倍、倍の関係ではなく、ストレッチ・チューニングといって、高音部と低音部をわずかにずらしてチューニングされることが多いようです。

ストレッチ・チューニングの方が華やかに聞こえるという心理的な理由からこのチューニングが好まれるそうです。 A4=440Hzの基準音のチューニングも441,442Hzあたりでチューニングされることが主流なのと似て面白いですね。現在の電子楽器などでは、このストレッチ・チューニング以外にも、純正律なども利用できるようになっている製品が多くあります。

電子楽器のMIDI(Musical Instrument Digital Interface)は12平均律のキーをデータとしていますし、各音程のピッチをそれぞれ独立に変更することはできませんが(音源の機能とポリフォニックキープレッシャーを利用するくらいしかないかもしれません。マスターチューン以外に、チューンの規格が拡張されているかもしれませんので、存在したらスミマセン)、音源の機能として製品が備えている場合には、同じ演奏データで12平均律以外の純正律での演奏などを聞くことができます。

ピアノという楽器は、モーツアルトが活躍していた時代に原型が生まれ、ベートベンが活躍していた時代に第1段階の大きな進歩を遂げた楽器です。古典派の時代には、演奏者も、楽器製作者も、そしてベートベンのような作曲家も現代的な楽器の進歩に大きな役割を果たし、演奏方法や作曲、音楽性が大きく変わった変遷期です。
ピアノも、強弱がつけられる鍵盤楽器ピアノフォルテの誕生からベートベンが活躍していたころに鍵盤数が増加するなど大きく進歩しました。モーツアルトの時代には、鍵盤数も61鍵盤ですが、ベートベンの時代に、76鍵盤、88鍵盤へと拡大されました(現代の主流は88鍵盤です)。そのため、ベートベンのピアノ曲には、後期に音域が広くなっています。

ピアノの同様の話を、書籍コーナープロジェクトX書籍(第11巻)のコメントでも書きましたし...これくらいにしておきます。NHKのプロジェクトXの中でも、ヤマハのピアノの開発ストーリーの回(第68回)は、音楽に興味をもたれている方にはオススメです。再放送やビデオなどでご覧になる機会があれば、ご覧になってみてください(残念ながらDVDの中に68回は含まれていないようです)。


■□ 編集後記 
前回は創刊のご案内でしたので、今回が実質の創刊号になります。数人の方から、ご登録時などにメッセージをいただきありがとうございました

今回は、分量が多くなったので、技術コラムコーナーはお休みさせていただきました(スミマセン、ご紹介などが多かったので)。

melma!BBS
melma! BBS へのメッセージ書き込みありがとうございました。多くのメルマ発行のマガジンでBBS(掲示板)は利用されていないことが多いのですが、せっかくメールマガジン個別に用意されているので、うまく利用できればと思います。
が...他のBBSほどではないにしても、時々、セールス書き込みをされるので、実際に利用者がいるのが判ると、沢山書き込まれる可能性もありますから、いかがなものかとも思案しています。(TT)

一般にBBSへのセールス書き込みは、割と巧みに誘導しようとするものもありますが、大半は、一目見て相手にされないような程度の低いセールス文だと思うのですが、随所で書き込まれているのをみると集客効果があるのかもしれません。

メールアドレス
余計な心配かもしれませんが、BBSのメッセージ書き込みには、メールアドレスが登録できるのですが、BBSなどの公開された場所にメールアドレスを登録しておくと、場合によっては、スパムメール(迷惑メール)の業者に拾われる可能性があります。本当の所は、よくわかりませんが、スパムメールの業者は、BBSなどの書き込みメールアドレスなどからも収集するそうなので、メールアドレスを公開してメッセージをもらいたいというような場合を除いて、アドレスを登録しないようにされた方が良いかもしれません。

メルマのBBSでスパムメール業者がアドレス収集するかは判りませんが、出会い系などのBBSでよくアドレス収集されているそうです。返信を期待して書き込みされているでしょうから効率的ですね(^^)。ユーザーを限定するために、メールアドレスを登録しないと書き込みできないBBSもありますが、その場合も、いたずらや、スパム防止のため、ユーザーはダミーアドレス(存在しないURLのアカウント)を設定して利用していることが多いようです。

メッセージ
BBSへの書き込みは歓迎いたします(^^)。...が、万一、スパムメールのアドレスに利用されてはいけませんので、公開したいとお考えの場合を除いてメールアドレスを
登録されないことをオススメします(アドレス未記入でも書き込みできます)。

もし、返信を期待されている場合には直接メールをいただければ幸いです。メールマガジンにご登録いただいたアドレスは、配信サービスでマガジン配信のためだけに利用することに同意いただいてご登録いただいていますので、同じアドレスである可能性もあるメールマガジンのBBSのメールアドレスには、返信するべきで はないだろうと考えています(結果的に別目的のアドレス収集したのと近いですので)。

メッセージをいただいた場合にも、返信のみで、後日、希望されない別目的のメール送信に利用することはありませんのでご安心ください(^^)

ご意見、ご感想、技術関連のご投稿など歓迎いたしますので、なんでもお気軽にお寄せください。


■□ 配信と配信中止
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配信中止をご希望の方がいらっしゃいましたら、お手数ですが、登録いただいた各配信元の専用ページかARIのHTMLメール登録、解除のページで解除いただきますようお願い申し上げます(みなさまにご登録いただいたメールアドレスはARIでは記録、収集しておりません)。各配信サービスの解除ページは次の通りです(リンクをクリックすると解除ページに移動できます)。

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